7. 水の知識
塩素とトリハロメタン
残留塩素
残留塩素とは、水中に残留するすべての有効塩素のことで、遊離残留塩素と結合残留塩素がありま す。全残留塩素とも呼びます。なお、単なる塩化物イオンとは異なります。 全残留塩素=遊離残留塩素+結合残留塩素
遊離残留塩素とは?
塩素、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンのことです。これらの存在状態は、水のpH値によって変化し、 pH4以下では次亜塩素酸が減少する反面、塩素が徐々に増加し、逆にpH5以上では次亜塩素酸が 減少する反面、次亜塩素醗イオンが徐々に増加します。
いずれも強い殺菌力を有するため、遊離残留塩素濃度は殺菌力の指標として用いられます。
結合残留塩素とは?
モノクロラミン、ジクロラミン、トリクロラミンなどの窒素と結合した塩素のことで、水にアンモニアなどが 含まれていると塩素消毒剤とアンモニアが反応して生成します。
クロラミンにも弱いながら殺菌力はありますが、殺菌力よりも汚れの指標として用いられます。
測定しているのは、殺菌力の指標である遊離残留塩素です。
塩素処理
塩素処理は、浄水場等で行われる水処理の一つで、塩素により酸化・殺菌・脱色を行う方法。以前は 自然の浄化作用を原理とした縁遠濾過方式が主流だったが、近年取水する水が悪化し、水の需要も 急増してきたため、塩素等の薬品で水を処理し短時間に大量の水を供給できる急速濾過方式となっ た。この方式では、アンモニア、鉄、マンガンの除去のため取水した原水をろ過前にまず液体塩素を注 入して処理し(前塩素処理)、そしてコレラ、チフス、赤痢等の伝染病を防ぐ目的で最後に再び塩素で 消毒をする(後塩素処理)。この低下水処理水は殺菌・消毒して放流する。またプールや公衆浴場の 消毒・殺菌に適用される。塩素処理は安価で確実で殺菌力も強く消毒効果は良好だが、トリハロメタン 等の有害な副生成物やカルキ臭、残留塩素の存在が指摘されている。
トリハロメタン
トリハロメタンは、メタンを構成する4つの水素原子の内3つが塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン化合物 に置換されたもの。水道水質基準では、その中でクロロホルム(CHCl3)、プロモジクロロメタン (CHBrCl2)、ジブロモクロロメタン(CHBr2Cl)、ブロモホルム(CHBr3)の4物質を対象としており、これ らを総トリハロメタンと総称する。浄水処理過程の塩素殺菌処理において原水中の有機物、特にフミン 質等の有機物質(トリハロメタン前駆物質)が分解・塩素化して生成する。トリハロメタンは、中枢機能低 下、肝機能や腎機能への影響のほか、発ガン性や催奇形性からについても指摘されており、妊娠初 期の女性が高濃度(0.075mg/L以上)の水道水を大量に飲むと流産の率が高くなるとの報告もある。 厚生省より1981年総トリハロメタン濃度として年間平均値0.10mg/l以下の実施が指示された。
銀と毒性
最近水処理器に銀が使われています。毒性がありますので気をつける必要があります。
米国産業衛生委員会の定めた許容量 1996年
0.1mgAg/m3以下体外の被爆 大気など
0.01mgAg/m3以下体内への被爆 水、食品など
銀は体外より体内においての吸収が大きい
「化学物質心性ハンドブック」より発売元:丸善鰹o版事業部
活水器、整水器、浄水器の違い
浄水器は、水に含まれている物質を取り除く水処理器です。
整水器は、水自体または水に含まれる物質を調整(取り除いたり、付加したり)し、都合のよい 水に整える水処理器です。
活水器は、水に含まれる物質を変えることなく、水の性質を変化させる水処理器です。
